僕にとっての幸せはこんなもん

ベランダから、橋から、塀から、少し高い椅子から…。

何処でも平気で足をブラブラさせる僕だけど、足が地についてない感じって時には心地よく感じたりもするでしょ?

「このまま、もしも靴が脱げて落ちてしまったらどうしようか…。」

心配事なんてその程度。

高速道路が好き。電車が通る線路の上にある橋からソレを見下ろすのが好き。

多分、僕は案外平気で飛び降りれるかも知れない。

きっと、アクション映画と勘違いしている。

僕はね、「死にます。」と僕が宣言したとして、そこで「死んじゃだめだ。」「きっと誰かが悲しむよ。」なんて言葉はいらないの。

僕がこの身を切ったとして、そこで「切っちゃだめだ。」「我慢しろ。」なんて言葉はいらないの。

「あなたが必要なの。」「凄く信用しているの。」なんて言葉はいらないの。

どれもただ僕を死に追いやるだけなのを気付いて。

ただ「ありがとう」だけでいいの。

ただ、一緒に死のうとしてくれるだけでいいの。

なんなら同じところをカッターで切るだけでもいいの。

そんなことしてくれたらきっと、他の人を巻き込むなんて…。って臆病者の僕は思うから、死なないし切らないと思う。

その時はね。

僕が「〇時〇分に死ぬ」とデスノートみたいなことを言ったとして、どれくらいの人が仕事を投げ捨てて来てくれるんだろうね。

もし誰かが来たとして、汗を流して、息を切らして、瞳孔が開いてる君を僕は笑って馬鹿にするんだろうな。

そしてそんな君は僕を本気で叱ってくれるんだろうな。

それが僕にとって楽しい時間であり、幸せな時間なんだと思う。

おかしいと思われるかな。

僕は恋愛とか、そこでの愛とか「付き合う」とかってよくわかんないけど、

僕にとっての愛ってこんなもんで足りるんだと思うの。

それ以上に欲張ったらきっと、もっと罰が当たると思う。