最近流行りのハーバリウムみたいに、君を瓶に入れて色とりどりの思い出と共に、色褪せる事なく保存出来たらどんなに幸せだったんだろう。
生花みたいに、枯れる事がわかっていたら、どれだけ必死に愛し合う事が出来たんだろう。
ドライフラワーみたいに、君の心を私でしか潤せないようにして、逆さにつるせたら、どれだけの安心感を感じれたんだろうね。
でも君が私に求めたのは杏色に照らされる私で、
日に照らされる私で、
水に濡れる私だったね。
私は枯れて潤う君が好きなのに、
君は水が溢れて照らされる私を望んだね。
今度は土と風も必要と出来る関係で巡り会いたいね。
花は朽ちても美しい。
私も、そうでありたい。