偶然で君が死ねばいいのにな。

「好きだよ。」

そんな綺麗なフリをしたナイフが間違ってあなたの心臓を一突きしちゃったりなんかするの。本当は私が刺せなくて、泡になるはずだったのに。君の返り血を雨にして、彼岸花を咲かせて、綺麗な舞台を作って、僕も君の体温を全身に浴びて、2人で「ロミオとジュリエット」という題名で「眠れる森の美女」という内容の劇を演じるの。

ね?僕は優しくて残酷だから、ちゃんと君を生き返らしてあげるのw

 

側にいたいと思う度に君は泣くの。

どうして君は泣いているの?

 

雨が降っているのに、傘はささずに悲劇のヒロインを演じてみちゃったりするの。

皆もやったことあるでしょ?

 

いつもささやいてくる君が凄くウザい。

君を私の心の中の冷たくてドロドロのブリックパックのジュースの中に突き落とせたら、どんなに楽なんだろう。

でもね、僕は君が好きだよ。

 

眠くなってきた…。

いつも眠れないのにね。

疲れたのと、好きな人の声がヘッドフォンから耳に流れ込んできているからかな。