僕は死に損ないの自殺志願者

【身近なもの】

雨の日でも、こんなによく晴れた日でも、微妙な曇りの日でも、人身事故のアナウンスが早口に流れたりする。

そして、誰もが言う。「他で死んでくれよ。」「迷惑なんだよなぁ。」

そこで僕は、毎回思う。「死ぬ前に、好きなもの食べたら何か変わってたかもなぁ…。」周りの意見と何も変わらない。所詮他人事。

乗り込む時、もしかしたらこの電車はあの時アナウンスで流れた人をひいたかもしれないんだ。

私は、自殺した人にさえ凄いなと思ってしまう。この暑さの中、何を考えていたんだろう。死ぬ間際に、この空を見上げたかな?だとしたら、ラムネソーダを飲みたくはならなっかただろうか…。ビー玉は取る派?向日葵は好き?まだ咲いてないけどw

なんて、どーでもいいことを勝手に会話してしまう。

でも、きっと。そんなどーでもいい会話がその人を救ったんじゃないかなぁ。とも思えるのだが、どうだろう?

他殺も嫌だけどさ、ってか最悪。でも、自殺も苦しくない?とか思えるあたり私はまだ生きたいんだろうね。

私は、人って大嫌い。何考えてんだか分んないし、汚れすぎてる。偉い奴の話って無駄に長いし、人の意見は全く聞かないし。下っ端のやつはyesマンだし。

僕は人を愛したい。年が違くても素敵な人は沢山いるし…。その可能性に賭けたい。

「命」ってさ、簡単にいうけど、それって一番身近にあるから簡単に口に出せるんだよね。人身事故の影響に遭遇した時は「他で死んでくれ。」とか言うくせに、事故で亡くなった人や自分の大切な人が死にそうになった時、「死なないでくれ。」だなんて都合のいいことを言うんだ。所詮他人事だしね。

[助けてくれない世界]

誰かが死にたいって言ったって誰も何も言ってくれない。

連絡一つ寄こさないんだぜ?w

死にたいとか、大変な人がいたらただ一緒にご飯を食べたり、話すだけでもいいじゃん。そんなことも出来ないなんて、人間として終わってるんじゃない?マジで思うよw

何処かで誰かが転んでも、倒れても、誰も手を差し伸べない。差し伸べるなと言う人もいた。見て見ぬふりの人もいる。

そんな世界に誰が従うかよ。

そんなヤツ、誰が信用するかよ。

そんなやつを愛せっておかしいだろ。私にはわからない。まだわからない。

こんな世界だから、まだ死にたくないし…。

一回、あ、死んだって思ったとき自分は風呂上りにパンツ一枚でぶっ倒れてたw その時に思った。「あ、死ぬときはちゃんと化粧して、ちゃんと服を着た状態がいいな。」ってw

結局、人って死ぬ時まで、たぶん死んでもワガママだよね。

 

僕は、死にたいけど生きたいし愛したいし死にたくない。